調子に乗ってニガゴリの和え物を2品追加です ^^;;
どちらもニガゴリの茹で方はオカカ和えの場合と同じです!(オカカ和え参照)click!

シンプルですが、どちらも変わった味で美味しいと思います。
どちらの場合も良く水気を切ってから
(布巾などで)和えるのですが、マヨネーズ和えのほうは特に念入りに水気を切らないと綺麗に出来上がりません!
いつもの通り調味料の分量はお好みで調整してください・・・

Aニガゴリ(ニガウリ・レイシ・ゴーヤ)の梅肉和え(小鉢用10人分=約300g)

1・ニガゴリ(ニガウリ・レイシ・ゴーヤ)500g(使用部分300g)
2・梅肉(大さじ2)           32g
  ミリン(大さじ2)          30g
  和風だしの素(小さじ2)        6g

Bニガゴリ(ニガウリ・レイシ・ゴーヤ)のネーズ和え(小鉢用10人分=約300g)

1・ニガゴリ(ニガウリ・レイシ・ゴーヤ)500g(使用部分300g)
2・マヨネーズ(大さじ3)        48g
  濃い口醤油(小さじ2)        10g
ゴーヤと言う名前で沖縄料理には欠かせない材料ですが、鹿児島ではニガゴリ・ニガゴイ等と言います!標準語?ではニガウリとかレイシとかの言い方もポピュラーになっているようですが、何といってもゴーヤと言う沖縄の名前の方が全国的に通用するようになってしまいました ^^;;

私は植物学にはうといのでハッキリ判りませんが、鹿児島に昔からある在来種のニガゴリと広く出回っているゴーヤ
(レイシ)とは、大きさや見た目・味も(苦味)別の種類と言っても良いくらい違います!
ゴーヤのほうが大きくて苦味も少なく食べやすいようです・・・


「まんがの10人レシピ」でのニガゴリ(ゴーヤ)のデビューは最もシンプルなオカカ和えです!

※ ニガゴリ(ゴーヤ)はたて半分に切り、中の種や綿のような部分をスプーン等で綺麗に取り除き(出来るだけ綺麗に取り除くと苦味が抑えられるし、緑の部分との境目が固いので・・・!)小口切りに薄くスライスする。
たっぷりのお湯に塩をひとつまみ入れて沸騰させた物に、スライスしたニガゴリを入れ、緑が鮮やかになったら直ぐにたっぷりの氷水に取り上げて、十分に冷やしてからザル等に取り上げて水を良く切る。

ボールなどに茹でたニガゴリを入れ花カツオを分量の半分加えて、醤油を適宜加えて混ぜ合わせる。
器に盛り付けたら残りの花カツオを天盛りにして出す!

子供の時には決して食べられなかったのに、なぜか大人になると美味しいと思う不思議な苦さです ^^)
ニガゴリ(ニガウリ・レイシ・ゴーヤ)のオカカ和え(小鉢用10人分=約300g)

1・ニガゴリ(ニガウリ・レイシ・ゴーヤ)500g(使用部分300g)
2・花カツオ(カップ1杯位)       10g(梅肉和え・マヨネーズ和え
参照
3・濃い口醤油              適宜
ヘチマ料理で検索すれば殆んど沖縄料理が出てきますが、鹿児島でも旬の時期にはごく一般的に食べられている食材です(皆さんの地方で手に入るかは判りませんが^^;;)、独特のトロトロした食感が病みつきになります。沖縄では殆んど豆腐と混ぜて使いますが、このレシピではヘチマと肉だけを使います。

ヘチマは皮を剥き適当な大きさ(茄子炒め程度)乱切りにして、豚肉も2〜3センチ四方位に切って置く。

熱したフライパンにサラダ油を入れて馴染ませる、更に豚肉をいれ強火でいためる(肉類を入れるときは、一度フライパンを濡れ布巾などの上に乗せて粗熱を取ってやると、肉がくっつきにくくなる)。
水分を拭いたヘチマを加え更にいため、ヘチマが少しシンナリしたら3で作った合わせ調味料を入れ、少し火を弱めて更にいためる。
ヘチマが透き通って柔らかくなったらごま油を廻しいれて、ひと混ぜしたら火を止める。

(味噌の辛さに合わせて砂糖の量は加減してください、またヘチマは味噌汁の具にもなります!)
ヘチマの味噌炒め          (10人分=約2kg)

1・ヘチマ(中10本)          1.5kg
2・豚肉薄切り(牛肉・鳥肉等)      500g
3・白味噌(赤味噌でも良い)大さじ6   100g
  ミリン 大さじ6            90g
  砂糖  大さじ3            30g
  和風だしの素 大さじ1         10g
4・サラダ油                適宜
  ごま油                 少々
夏のキャンプの定番カレーライスです!いつもの簡単手抜き流 ^^;

1のご飯の量は、弁当や社員食堂などの1人前250gを基準に採用!(カレーの場合もっと大目でも良いかも知れません!)

厚手の熱した鍋にサラダ油を適宜入れ、薄切りにしたタマネギを強火で炒めてタマネギがシンナリしたら、ミジン切りにしたショウガ・ニンニクを入れて中火で炒める。
タマネギがあめ色に透き通ったら、分量の水に固形スープの素とローリエを入れて煮る。

熱したフライパンにサラダ油を入れ一口大に切った牛肉を炒めて、焼き色が付いたらカレー粉を入れて更に炒め、カレーの香りが立ち上ったら先ほどの鍋の中に入れて(フライパンに煮汁を少し入れて、こびり付いた物もこそげ落とすようにして入れる)時々アクをすくいながら更に20分ほど中火で煮る。
先ほどのフライパンを熱しサラダ油を入れ、皮を剥いて一口大に切ったニンジン・ジャガイモを3分ほど炒めてから鍋に入れ、更に20分ほど煮る。

野菜に火が通ったら、カレールウを割り入れて皮ごとすりおろしたリンゴとケチャップ・ウスターソースを入れ、弱火でコトコト30分ほど焦げ付かないように混ぜながら煮る。
肉や野菜に味が馴染んでカレーにツヤが出てきたら、火を止めバターを溶かし込んで出来上がり!
カレーライス          (10人分)

1・ごはん(生米8合を炊いた物)   2.5kg
2・牛肉(豚・鳥肉その他なんでも)   600g
3・タマネギ(中4個)        800g
4・ニンジン(中3本)        700g
5・ジャガイモ(中6個)       1.1kg
6・リンゴ(1個)          250g
7・ニンニク(オロシニンニク)2片   10g
  ショウガ(オロシショウガ)2片   10g
8・ケチャップ(大さじ2杯)      30g
  ウスターソース(大さじ1杯)    15g
9・固形スープの素            2個
10・カレー粉(小さじ2杯)       6g
   カレールウ             2箱
   ローリエ              3枚
   バター              60g
   サラダ油             適宜
11・水               1600cc
昔人間のまんがにとって、そば屋の定番メニューのひとつ鴨南蛮です。

作り方はいたってシンプル!分量の掛けだし(そばつゆ)clickを鍋に入れ、小さく切った(1切れ=10g位)合鴨(参照)click(鴨はなかなか手に入らないので^^;)を入れてアクを取りながら中火で沸かす。
合鴨に火が通ったら長ネギを入れて火を止める。
後は湯煎して良く湯切りしたそば(うどん)に注ぐだけ!

長ネギは青い部分も適当に混ぜると彩りになります、また鳴門カマボコなどを入れても良いです。
カレー粉を溶かしてトロミをつければ、カレー南蛮になります!
鴨南蛮そば(うどん)          (10人分)

1・そば(うどん)      10玉
1・掛けだし       3000cc(掛けだし) カレーうどん
参照
2・合鴨(鳥肉)      500g
3・長ネギ(斜め切り)   300g
温かい掛けだしと来たら、次は冷たいザル(盛り)ツユでしょう!

Aの方は私が出していたザルツユです!掛けだしが有る事を前提にしています。
全部を鍋に入れて中火に掛ける。あくを取りながら砂糖を溶かし、沸騰寸前で火を止める。
ザラメの場合は若干多めに使い、溶けにくいので注意する。

Bは簡単に作れる方法で、掛けだしが無いときはこちらで作る(もちろん味は違うが)
出し汁の代わりに、分量の水に2〜3人前に1gの割合で和風だしで作っても良い。
作り方の注意はAの場合と同じで、糖分を良く溶かす事とあく取りと沸かしすぎない事。

(両方とも出し汁の旨みが足りないときは旨み調味料を少々加えても良いです。)
ザルツユA  (10人分=約1000cc)

1・掛けだし(3.5カップ)  700cc(掛けだし
参照
2・濃い口醤油(1合弱)    150cc
3・ミリン(大さじ3杯強)    50cc
4・酒(大さじ3杯強)      50cc
4・砂糖又はザラメ(大さじ3杯強)30g


ザルツユB   (10人分=約1000cc)

1・1番だし(3カップ)    600cc カツオ白だし イリコ白だし
2・濃い口醤油(1カップ)   200cc
3・ミリン(1カップ)     200cc
4・砂糖又はザラメ        適宜
うどん屋の定番メニューカレーうどん!
分量の掛けだし(そばつゆ)clickと3の調味料を鍋に入れ火をつける。
さらに豚肉を入れて中火で煮立てあくを取る。
豚肉に火が通ったら、4の野菜を入れて水溶き片栗を廻しいれ、トロミがついたら火を止める。

湯煎をして湯切りをしたうどん(そば)を、温めたどんぶりにいれ、カレーを注ぎいれる。
(カレーの辛さや、中に入れる具は各人の好みに合わせて下さい)
カレーうどん(そば)  (10人分)

1・うどん(そば)         10玉
2・掛けだし(そばつゆ)click   3000cc(鴨南蛮そば
参照
3・カレー粉(SBとかCB・大さじ4杯) 60cc
  砂糖(大さじ2杯)       30cc
4・長ネギ(斜め切り)      200g
  小ねぎ(小口切り)       50g
5・水溶き片栗           適宜
 私が出していた掛けそば(うどん)用の露(つゆ)の作り方です!

(掛けだしとも言い、10:1:1が基本!)

白だしを取っていないときは和風だしの素でも良い、1人前1gの計算で使う。
1に2を入れて沸かし、沸騰直前に火を止める(あくが出るので軽く取っておく)
非常にシンプルなので、材料に妥協をするとそのまま味に返って来る!

(関東の方では濃い口醤油を使い本返しを作り、それをのばす濃度で掛け用・盛り用と分けるらしいのですが、その作り方は関東の方に聞いて下さい・・・ ^^;;
鹿児島のそばは関西風の薄口醤油で作るので、まんがの出していたそばも薄口醤油を使います!)


掛けそば(うどん)つゆ (10人分=3000cc)

1・白だし(そば・吸い物用)2500cc(カツオ白だし イリコ白だし
参照
2・ミリン(本味醂)     250cc(ザルツユ 八方だし
  薄口醤油         250cc

八方だしは煮物の基本になる出し汁!
基本の割合は(8:1:1)だが、鹿児島ではこれに砂糖を加えた(8:1:1:1〜0.5)の、甘めの出し汁が主流になる。
(普通の八方だしを使うと、辛いと言う苦情が来ることが多い! ^^;;)
(場合によっては濃い口醤油を加えたり、或いは全部濃い口醤油に変えたりすることもありますが、いずれにせよ醤油の総量と白だしとの割合は変わりません!)

2番だしの取り方は、1番だしで使ったカツオ節の出がらしに、新しいカツオ節を少々加えてから必要な分量の1割増し位(10人前の場合は2600〜2700cc)のお湯に入れて、静かに煮出して作る。
だしが出たら(色が少し付いてくる)火を止めて、1番だしと同じようにして布で漉す。
今度は軽く絞る!(白だしが無いときは、水に1人前当たり1gの和風だしの素を溶いても代用になる)

後は分量の調味料を加えて、沸騰直前に火を止めて出来上がり、もちろんあく取りは忘れないように。
八方だし(煮物用)        (10人分=3000cc)

1・2番だし(煮物・丼物用)2400cc(カツオ白だし イリコ白だし
参照
  
(もちろん1番だしでも可)
2・ミリン(本味醂)     300cc(掛けだし
  薄口醤油         300cc
ふたつめの白だしは私が営業するときに使っていた「イリコだし」の取り方です。

昆布は固く絞った濡れ布巾で表面の汚れを取り、イリコは黒いハラワタの部分を取り除いておく。
鍋に分量の水を入れ、だし袋
(サラシなどで作った、中身が飛び出さないように口が縛れる袋)に一緒に入れた2を中にいれ一晩そのまま置く。
(イリコ等天然の物は、品物により出しの取れ方や味が違うので、産地や業者を経験則で選ぶ事が重要!量を増やすことも美味しくする有効な方法!)

あくる朝鍋に火をつけ中火で沸かし、沸騰直前にだし袋を取り出す。
鍋の縁に置いた箸等の上に袋を乗せ、しずくが大体切れたら袋を取り除く
(もちろん絞らない事)
カツオだしと違い独特のくせがあるが、単純ではない旨みがあり好評を得ていた。
(実際にそばつゆ等に使用して味付けをする際に味の素等を若干加えても良い)
イリコ白だし(そば・丼物等に使用)(10人分=3000cc)(カツオ白だし)参照
                             (掛けだし)
1・水                3600cc     (八方だし)
2・アジ(トビウオ等)イリコ       50g     (ザルツユ)(天つゆ)
  出し昆布(50cm)           1枚     (丼だし)
  干し椎茸(中10枚)         20g
(これも1番だしになります)
  
リクエストパート40

汁物・煮物などの基本になる「出汁(だし)」ですが、だしをとることを「だしをひく」と言います。「そばつゆ」の事を「掛けだし」とか単に「だし」と言ったりするので、だしをとったばかりで味をつけていないものを「白だし」と言います。

ひとつめの
「白だし」の取り方は、一番オーソドックスで日本料理全般に使われる「カツオだし」です!そば屋にもこの「カツオだし」を基本に使う店が沢山あります。


出し昆布は、表面を固く絞った濡れ布巾で汚れを拭き取り、はさみ等で鍋に入る大きさに切り分け、更に両脇に5cm間隔位に切れ目を入れ、出しが出やすくして鍋に入れた水の中に入れる。
昆布を入れたら火を着け中火でお湯を沸かし
(アクが出たらすくう)、沸騰直前で昆布を引き上げる。

続いて沸騰したら直ぐカツオ節を鍋に入れて火を止める
(カツオ節の見かけの体積は、水の体積の1/3位でかなりの分量に見える)、カツオ節が完全に沈んだら、ザル等にサラシか布巾を全体に敷いた物にあけて漉す。
大体しずくが切れるのを待ってザルをはずす
(無理に絞らない事)
(実際にそばつゆ等に使用して味付けをする際に味の素等を若干加えても良い)

カツオ白だし(そば・吸い物等に使用)(10人分=3000cc)(イリコ白だし)参照
                              (掛けだし)
1・水          3600cc            (八方だし)
2・出し昆布(50cm)     1枚            (ザルツユ)(天つゆ)
  カツオ節(花カツオ)   60g            (丼だし)
(これを1番だしとも言います!カツオ節はもっと多くても構わないです!)